第16回 海外医療情報交換会
主催のJOMF(海外法人医療基金)様からのお誘いで、海外医療情報交換会に出席させていただきました。
場所は神保町にある学士会館。重厚な作りの趣ある建物でした。
プログラムは、マニラ、ジャカルタ、シンガポール、カンボジアで医師として活動されている先生方の講演と、渡航医学といえばこの方!の濱田篤郎先生でした。
トピックは主にデング熱とエボラ熱(出血は必ずしもしないらしいです)、インフルエンザについてでしたが、中でもシンガポール日本人クリニックで心療内科を担当されている日暮真由美先生のお話はメンタル中心だったので、現場の声として参考になりました。感染症も不安傷害や心気症を引き起こすそうです。やはり、海外は危険がたくさんですね・・・だからこそ、事前知識と、いざという時の冷静な対応が大切です。
カンボジアでクリニックを経営されている奥澤先生のお話(ボイスメッセージでしたが)もじつに興味深く、あらためて「海外で暮らす」ことについて考えさせられました。カンボジアではポルポト政権下で医師などの知識人はほとんど虐殺されたため、あらゆる分野での立ち後れが未だ深刻で、国民すら自国に医療を信用していないそうです。
そういう中でも、海外赴任者は暮らしていかなければなりません。
単に、自分だけ、家族だけ、会社だけの問題ではなく、日本という国で守っていかねばならないと思います。そんな中、濱田先生が厚生労働省で渡航医療についての勉強会に呼ばれたとのお話で、先生が発言されていくことで、赴任者をめぐる医療事情が良くなる方向を祈ります。
懇親会も美味しいお料理とお酒と歓談であっという間に時間が過ぎ、とても充実した時間でした。気がつけば2時半から始まり、出たのは7時半。5時間も経っていました。私にとっては長い時間ですが、日頃、長時間のオペや診療に従事されている先生方にとっては、長いといえるほどの長さではないようで、皆様とにかくお元気に見えました。
素晴らしい会にお誘いくださったJOMFの安保様、澤田様に心から感謝致します。
現地を知ること
本日は横浜にあるS情報システム社を訪問しました。
お話を伺ったのは人事担当者ではなく、部下を海外赴任させている上司。
この方は、海外赴任させている二人の部下のために、先日の私共のセミナーにも参加され、
さらに本日も多くの質問をしてくださいました。
なんといっても素晴らしいのは、月に1〜2回は出張で自ら出向き、日中は一緒に仕事をして、夜は食事をして様子を聞いていることです。
現場に行かなければ、そこで暮らすということの現実味はわかりません。
そういう意味で、この方は人事部にも「現場に行け」と発破をかけているそうです。
私どもが大切にしているアフターサポート。
それは、本来ならばこうして上司の方ができることが一番なのかもしれません。
それでも、異動などで現状がガラッと変わることもあります。
そんな時、常にサポート体制を整えている弊社にご相談いただきたいと思います。
最も幸福な上司と部下の関係、そして海外赴任の在り方を垣間見させていただきました。
N様、本当にありがとうございました。
Open Seminar を開催しました。
9月4日、荒川サニーホールにて、弊社セミナー
「グローバル人材を活用し、『海外赴任うつ』から守るために人事担当者が知っておくべき7つのポイント」
を開催致しました。
ストレスチェック義務化法案成立後、海外赴任のメンタルヘルス対策はいかに変わるのかを軸に、
「海外赴任うつ」について、デンタルとメンタルの関係について、
人事担当者様に向けて、友松と岡崎がお話させていただきました。
2時間という短い間にお伝えしたいことを全てお伝えすることは至難でした。
今回、最も重要と思われることを精一杯整理してお伝えしたつもりですが、幸い、アンケートでも
「勉強になりました」「参考になりました」というご意見をいただき、有り難い限りです。
真剣に聴いてくださる受講者の皆様は、人事担当者として赴任者の方を思う「お母さん」のような存在だと感じました。
真剣な人事担当者の方々と共に、海外赴任者の心と身体を守るために、役立ちたい、という思いはさらに強くなりました。
私事ですが、8月29日に最愛の父を亡くしました。実家との往復の中で最終的な準備を行った今回のセミナー。
様々な思いを抱きながら、父が見守ってくれていることを感じていました。
常に、感謝を持って真摯に仕事をするということ。父から受け継いだ宝物です。
皆様、ありがとうございます。
EQとストレス耐性
INSIGHTという検査を受けてみました。
これはEQ能力とストレス耐性を検査するもの。
通常、企業の採用の際に使われています。
今、企業では採用段階で「EQ能力とストレス耐性の高い」人材を見極めることが必要とされていることから、このようなアセスメントが使われているそうです。
一週間前に自宅で検査を受けて、セミナー当日に結果を受け取りましたが、 第一の失敗は自宅で夜、検査を受けたこと。 75分かかるということもあり、途中で中断が入ってしまい、未回答がたくさん出てしまったのです。 これでは正確な検査はできません・・・
しかし、傾聴力の項目だけは偏差値が70に近く、コーチとして面目躍如でした。
コミュニケーション能力が思ったほど高くなく、「職人気質ですね」とプロファイラーに言われたのが印象的でした。(笑)
たいへん有用な検査と思いましたが、私たちコーチならば、「では、どうするか」として生かす素材にできるのですが、
採用の現場では、落とすための検査結果ということになるので、内心は複雑でした。
今の時代、求められているのは
- 変化に柔軟
- 適切なコミュニケーションと協力関係が作れる
- 前向きな気持ちを作り出し、積極的に取り組める
- 人と組織を引っ張れる
- 環境変化を受け容れられる
- ストレスに対して適切な気晴らしや発散行動をとれる
- 困難な状況にもあきらめず長期戦力になる
- ストレスとうまくつき合える
人材のようですが・・・スーパーマンみたいですね、これが全部できたら。 全部は無理だと思います。
だからこそ、秀でた部分をどう生かし、苦手な部分をどうフォローするか、それが人材育成に必要なことなのだと思います。
ストレスチェック法案
2014年6月、労働安全衛生法の改正法案が可決されると、施行は公布後1年半以内です。
2014年6月に成立し公布されれば、遅くても2015年末までには改正法がスタートします。
具体的には
1. 従業員50人以上の事業所は、年1回、従業員に対してストレスチェックを実施することが義務付けられる(50人未満の事業所については「努力義務」)
2. 事業所はストレスチェックの結果を従業員に通知し、従業員が希望した場合には医師による面接指導を実施する
ということになります。
私たちは、高校の同窓生である重徳和彦議員とこの問題について話し合っています。
働く人のメンタルを守りたい、というのが願いという点で、意見が一致するからです。
重徳議員は、先日の厚労省の委員会での質疑で
・検査判定の科学的根拠
・精神科の薬剤の大量投与の問題
・ストレス検査の悪用防止
・過労死防止、職場改善のための産業医の活用のあり方
について論戦されていました。
改正案を危ぶむ現場の声もあります。
我々は動向を見据え、あらためて、海外赴任者へのメリットを考えていく所存です。
自分と向き合う
私たちは情報という大海原に生きています。
Facebook、ブログ、メールなど、「他者」からの情報に接する時間を、 一日の多くに費やしています。
「よりよい」を目指して、知識を求め・・・
しかし、どれほど「自分自身」に向き合う時間をとっているでしょうか?
Facebookやブログへの投稿でさえ、ベクトルは自分自身ではなく、他者に向いています。
現実に起こったことに対して、本当に自分が感じていることは何かを知るために、「なんとなく」の思考では
表面しか見ることができません。
「他者」の視点から見ようとしてしまうことが多いからです。
日記を書く人が減ったそうです。
ブログを日記のようなものと言う意見もありますが、 日記は自分自身とのコミュニケーションであり、
ブログは公開することが前提の、他者とのコミュニケーション。 「本当の自分」を見失わないために、
そしてその「本当の自分」がブラッシュアップされているために、 自分自身とのコミュニケーションの方法を知ることが
大切です。
私の場合は瞑想です。 流派もなにもなく、ただ、呼吸に意識して目をつぶり、頭の中を空にします。
何かを考えるのは、終わった後。
毎度、自分を振り返ると、まだまだ軸が定まっていないことを痛感します。
コーチ・カルダン
夏のように暑い天気の中、芝浦のタワーマンションのセミナールームにて、コーチ・カルダンのセミナーを受けてきました。
実は数日前までカルダンを知らなかった私・・・
養母からの激しい虐待、ストリートチルドレン、17歳でイランイラク戦争に参加、
所持金3万円で日本に来て、福井県で溶接工7年。NZでパイロットになるも、9・11によって道を断たれて、コーチに転身。
壮絶な人生です。
でも、彼は言いました。「決断って、あとを断つんだよ」 決めたらやる、それだけなんです。
カルダン氏はアンソニー・ロビンスにコーチングを学んでいるため、何かとなじみのあるエクササイズ、ワークが出てきましたが、いずれにしてもその場にいる人に最大限を与えようとする気概はものすごい。
私もそういうセミナーを目指しています。
そのために大切なのは、Body,Mind,Spiritが整っていること。
自分を統合していこうと思います。
雨の日のココロ
日本では、最近、雨の日が増えてきました。
梅雨ーーー海外にいらっしゃる方にはなつかしい響きかもしれませんね。
雨が降っている、それは単に事実です。
でも、人は 「なぜ雨が降るんだー!」と怒ったり、 「恵の雨だ!」と喜んだり、 「新しい傘がさせる!」と楽しんだり、
感情を貼付けて「事実」とします。
今、起こっている出来事も、そこに貼付ける感情によって あなたの「事実」が変わります。
怒ってもいいし、楽しんでもいい。
でも、いずれにしてもエネルギーのアウトプットという意味で「表現」をするなら、
ネガティブよりポジティブのほうが、自分にとっても周囲にとっても 気持ちいいのではないでしょうか?
雨の日は気持ちが落ち込みがちになります。
そんな時こそ、スマイル! 落ち込んでいても、スマイル! 嬉しかったら、もっとスマイル!
カタチから入ってもいいのです。
眉間に寄せた皺が開かれるだけでも、 そこに喜びが宿るスペースができるのだから。
D-Lifeな朝食
D-Lifeでは、朝のジュースを推奨しています。
人間の体を一日のサイクルで捉えると、午前中は「排泄」タイム。 だから、消化しなければいけないものを摂ると、
体に負担になるのです。 かりっと焼いたトースト、ベーコンエッグ、サラダも、 頭ではおいしいと思いますが、
体が求めているものではないようです。
そこで、朝は消化の負担が最も軽いジュースがいいということになります。
D-Lifeでは、基本の素材として、小松菜、人参、バナナ、アボガド、大根、レモン、生姜、ニンニク、カボチャ、キャベツ、ピーマン、パイナップルをジューサーにかけ、飲んでいます。 もちろん、あればリンゴやイチゴなど、季節の果物や野菜を入れられればさらに美味しく、栄養価も高まります。
ポイントは、舌下に含んでゆっくり飲むこと。噛まないかわりに、吸収をよくするためです。
そして、残った野菜カスは、ゴミではありません。栄養価は高くなくても、立派な繊維です。
用途は様々。ひき肉との相性がいいので、ハンバーグの種に混ぜたり、餃子の種にも混ぜます。
お酒とお醤油と味醂で煮ておき、あんかけ焼きそばのあんに混ぜたり、和風パスタにも使えます。
これはチャーハンにも使える優れもの。忙しい時にあると助かる佃煮的総菜として重宝します。
海外でも日本でも、新鮮な野菜と果物の酵素は、私たちの心と体のために大切な要素です。
毎朝の習慣として定着させることは、少し大変です。朝ですから、素材がなければ買いに行くというわけにはいきません。前日までに買っておかなければならないということです。
また、少なくとも15分は作るのに時間がかかり、ゆっくり飲んで、ジューサーや器を洗って・・・と考えると、
時間はたしかにかかるのですが、それはムダではなく、命の貯金。
我々、続けていくつもりです。