「なぜ、あなたは歯科医になったのですか?」
歯科医のあなたが、知人に、患者さんに聞かれたら…
どう答えますか?
世のため、人のため、それとも…
理由はいろいろとあると思います。
では、私の例をお話し致しましょう。
私は歯科医の家庭に生まれました。
気がついた時は父は先生と呼ばれ、
時には患者さんの診療をし、
時には技工をして…
昔ながらの薬品の匂い。
バイブレーターやバーナーの音。
私にとってはそれが当たり前のことでした。
父の背中を見ながら
そんな環境に育ちましたから、
自然とモノを作ることに興味を覚えましたね。
それから、
先生と呼ばれ、
人から感謝される職業がとても誇らしく思えて
正直、憧れました。
私もモノ作りの面白さを覚えましたから、
物心ついた頃には、
プラモデルから模型飛行機などを作りまくってました。
本当に時間を忘れる、
夢中になれる時間でした。
夢中になれて、
人に尊敬、感謝されて、
生活ができる…
コレなら最高の職業ですね。
でも、今の現実は甘くないのことを既にあなたは分かっていますね。
それでも
「なぜ、あなたは歯科医になったですか?」
なぜ、大変な状況を承知して、歯科医として生きているのでしょうか?