No.7 苦手なこと ②
こんばんは!
デンタルコーチ・コンサルタントの友松政由紀です。
さて、昨日の続きです。
こんな凄いモノを見てしまったら、
もうやるしかありませんね。
そこで、
どうやって苦手なエンドを克服したのか?
そのアプローチ法をちょっとお話しすると…
私の場合、先ず、素晴らしい師をマネようと考えました。
とにかく細かく観察しました。
でも、何となく治療のステップが分かっただけで、
本質的な解決にはなりませんでね。
結局、凄い人のテクニックって、
理解できない人が見ているとマジックのようにしか見えませんから。
そこで、いろいろと考えてエキスパートの考え方と手順を理解しようとしたんですね。
具体的には
● 速くて、正確なエンドをするに何をどうする必要かある?
● 補綴処置まで含めて、効率的なエンドを達成するにはどうしたらよい?
これらを考えました。
そのために必要なファクターとしては
1. 治療のステップとポイントをつかむように考えてマネる
2. 各操作が円滑に進めるため必要な実際の解剖を知る
治療ステップとは、
①事前処置:RCTに入る前の麻酔やコアの除去など
②RCTに先立つ歯質の削除:エンド三角の除去、コアの形成に必要な部分の除去
②起点を押さえる:根管孔の明示や古い根充材を場所を知る
③終点を押さえる:根尖を見つける、根管長を計る
④根管形成
⑤根管充填
これらのステップに分けて
それぞれのゴールは何なのか?
なぜそうするのか?
これを意識するとエキスパートのテクニックがとても良く分かりますし、
自分がマネる際に、エキスパートと自分の違いがハッキリします。
つまり、
どこができていないのか?
どうできていないのか?
ということが明確になると言うことですね。
そして、実際の各ステップの操作をスムーズ、かつ、確実に行うために解剖の知識が必要になるわけです。
そして、この解剖も本で見るだけでなく、実際の抜去歯を使いながら検証して行くととても理解が早く、また、深まります。
一度、試してみる価値はありますね。
毎日やれば、2週間くらいから変化が現れ、
2、3ヶ月で明確に分かります。
つまりマネるにも方法ステップがあるんですよね。